ロバート・W・カー Jr. 弁護士がバーンズ&ソーンバーグ・シカゴ事務所にコーポレート部門のパートナーとして復帰しました。
カー弁護士は30年以上にわたって日系企業に米国内外での複雑な取引および業務に関する法務サービスを提供してきました。製造業(自動車、化学、食品など)、建設、銀行、貿易、サービス業等の企業を代理し、M&A、ジョイントベンチャー、戦略的提携、不動産、建設、融資、販売および供給契約、知的財産の開発およびライセンス契約、コンプライアンスおよびリスク管理、人事、政府関係業務など、幅広い分野の法務サービスを行っています。
約10年にわたり、日本に本社を置く不二製油グループ本社株式会社の完全子会社であるBlommer Chocolate Companyの最高法務責任者兼Senior Vice Presidentを務め、中国・上海での製造施設の設立を含む同社の国際的拡大に寄与し、2019年の同社と不二製油株式会社の合併準備、売却、合併後の統合に携わりました。また、最高法務責任者として、北米の不二製油グループ各社(Fuji Vegetable Oil, Inc. (FVO)、Oilseeds International, Inc.など)をサポートし、2023年には、法務チームを率いてFVOのニューオーリンズ工場の売却を主導しました。
コーポレート部門責任者のジャハン・シャリフィは、「ボブの国際的な経験と、日本企業特有のビジネスや文化的な力学に対する深い造詣は、この分野のさらなる強化に非常に貴重なものとなる」「当事務所は、拡大する国際的な法務サービスを深く洗練されたものとすることに注力しており、ボブの幅広い経験は、シカゴ事務所で既に確立されているこの分野の法務サービスに比類ないメリットをもたらすだろう」と述べています。
ビジネス、芸術、文化を通じた日米交流に多くの時間を費やしており、30年以上にわたり、シカゴにおける日本文化の学習と体験の場であるジャクソンパークのGarden of the Phoenix の保存と発展に力を注いできました。2013年から2019年にかけてはオノ・ヨーコと提携し、彼女のアメリカ大陸における最初で唯一の常設アート作品である「SKYLANDING」を制作しました。この作品はGarden of the Phoenix に設置されています。また、オノ氏と共同で、Tatsu Aoki、Miyumi Projectによるオノ氏の楽曲アルバムの制作も手がけました。
シカゴ事務所の経営パートナーであるマイケル・A・カリーヨは、「ボブをシカゴ事務所に再び迎えることができ、大変嬉しい。彼の社内弁護士としての卓越した経験、シカゴのビジネスおよび社会への深い関わりは、拡大を続ける当事務所にとって強力な戦力となるだろう」と述べています。
入社発表は、シカゴ事務所がダウンタウンの事務所を30%拡張するという発表の直後に行われました。Savillsによると、この事務所拡張は今年シカゴ最大の法律事務所の賃貸契約となりました。
デポール大学ロースクールでJ.D.、アイオワ大学でアジア言語文学の学士号を取得。